2007年04月12日

リーダーと雇われリーダー

非常にできる社員がいたとして、
「アイツにこのプロジェクトをやってもらおう」
と、リーダーに抜擢することもあると思います。

優秀な彼なら、カンタンにやり遂げてしまうだろうと。

しかし、予想に反して、その彼は今までのパフォーマンスを上げない。
そんなことがよくあります。

それが、雇われリーダーの怪です。



そもそも、リーダーとは引っ張っていく人ですから、
自分がやりたいこと、進みたい方向を持っている人でなければなりません。

プロジェクトは、まずは個人の想いをエネルギーにして、
推進していくのです。

自分がやりたくもないプロジェクトのリーダーにさせることは、リーダーという人間の定義から考えて、おかしい話なのです。


しかし、企業では、プロジェクトは営業が立ち上げて、
その実施は実行部隊の人間ということがよくあります。

どうしても、雇われリーダーは出現するのです。
これは、避けようがないことなのかもしれません。


雇われリーダーは、そのプロジェクトをより良いものにしようとは思いません。
決まったことを、決まったように実行する。ただ、それだけです。

決められた予算、決められたコスト、決められたリソースで、決められたことを終わらせる。

彼らには推進エネルギーがありません。

防御能力だけが優れているのです。



だから、より良い商品、より良い方法を探そうというクリエイティビティは働きません。

お客がプロジェクトの中で新しい物を模索しようとしている場合などには、
「いえ、それはできません」
「契約に含まれていません」
の一点張りです。

そういうプロジェクトの場合は、このスタイルのプロジェクト・マネジメントは向きません。


他の例では、キャリッジウェイ・リーダーズ・アカデミー(CLA)のイベントでも同じことが起こります。

手を上げてリーダーをやったスタッフはバリバリとチームを引っ張りますが、こちらから任命したリーダーの場合、腰が重くて、なかなか動けません。

メンターが「これをしたほうが良い」とアドバイスすると、それだけをします。
そして「やりました」と言います。

ただ、それだけではまだ問題が残ります。

こちらとしては、一を聞いて十を知って欲しいと思っています。すぐに気づいてリーダーが対処することを期待するのですが、これが、ずっと放置されたままになります。

リーダーが、言ったことしかしないのです。

それはそうですよね。
彼らに、プロジェクトが成功した時のビジョンがないのですから。
今の状態がプロジェクトの達成時から逆算して、予定通りなのかイメージが沸かないのです。


ここでの教訓は、雇われリーダーは極力避けると言うことなのですが、では、雇われリーダーであっても、プロジェクトを成功させることができるのか?

次はそれを考えて行きたいと思います。


結論:
リーダーとはやりたいことがあるひと
雇われリーダーはクリエイティビティを発揮しない
雇われリーダーは最低限のマネジメントが必要なプロジェクトに向いている





posted by ターレス今井 at 08:10| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | リーダーの仕事術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。