2007年01月19日

「硫黄島からの手紙」西中佐のリーダーシップ

昨年、「親父たちの星条旗」を観て、
昨日は、ようやく「硫黄島からの手紙」を観ました。

この映画はお勧めです。

特に、リーダーとしてチームをマネジメントする立場の方や、
組織の人間関係で悩んでいる方には参考になることも多いはず。

映画の中では、当時の日本軍の組織力のなさや、
人間性を無視した、建て前だけのマネジメントの無力さが、
ありありと、痛々しく描かれていました。


軍規違反という名目で部下に体罰を与えたり、
簡単に首を刎ねたり、そのくせ自分は上官の指示に従わない。

現場の司令官に状況報告が上がってこず、
作戦を立てようにも立てられない。

大本営発表は真実を伝えず、
国民や戦場の将校にさえ正しい情報が行かない。

勝つことが目的のはずなのに、
陸軍と海軍が協力せず、お互いの面子を保つことが目的になってしまう。

このような中で、多くの兵士が数多く無駄死にしていく。


何のための戦争か?
この本質的な問いを忘れた、その場しのぎの繰り返しが、
多くの悲劇を生んで行ったのでしょう。

これは、会社やプロジェクトという組織をマネジメントする際にも
そのまま当てはまるかもしれません。

「何のために、オレはこんな仕事をしているのか?」
チームメンバーがこのような疑問を抱くようでは、
リーダーとしての役割は果たせていません。

誰もが限られた人生の中の、30年や40年という時間を費やして働きます。
いわば命を懸けて働いているのです。



映画の終盤で、伊原剛志が扮する西中佐は、兵士たちに意味を与えます。

将校にではなく軍規に従ってた兵士は、西中佐には心から従います。

誰が言うでもなく、部隊の一人一人が立ち上がり、
西中佐に敬礼をする場面。
まさにあれがリーダーシップではないでしょうか。


命を懸けるに値する仕事の意味を、チームメンバーに与えられているか?
もう一度、私も確認したいと思います。


※映画をご覧になった方は、この参考文献もお勧めです。
「失敗の本質―日本軍の組織論的研究」(中央公論社)

posted by ターレス今井 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画で学ぶリーダーシップ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。